便育の「便」は大便の便。食べるための「食育」があるように、排泄するための「便育」があっても不思議ではありません。食べることと同じように排泄は生きてゆくうえでとても大切なことです。便育とは、排泄の意味を知って、食べること、寝ること、運動することなど生活そのものを振り返ることです。そもそも「大便」とは大きな便りと書くように、心身の調子についてさまざまな情報を知らせてくれるメッセンジャーのようなもの。よく見れば、メッセージを受け取ることができるのです。
「学校ではトイレに行きたくない!」
そんなふうに思っている子どもは少なくありません。なぜ、生きているなら当たり前のことにこんなに抵抗感を感じるのでしょうか?アクトウェア研究所の出前教室では子どもたちの排泄に対する偏った考え方を取り除き、排泄に対する関心を通して、生活習慣や自身の健康状態について興味を喚起するプログラムです。排泄の意味を理解できれば、からかいや恥ずかしさも減るでしょう。おおらかな気持ちでトイレに行けるようになれば、学校生活も楽しくなるはずです。
またトイレと排泄をテーマに健康、福祉、環境、歴史、国際理解など、さまざまな視点から考えられるプログラムも用意しています。
小学校での出前授業の様子。最初はとまどっていた子どもたちも、だんだん考えがかわってきたようです。
小学生を対象としたプログラム例(約45分)
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うんこ絵本作家の村上八千世と同じくサトシンさんの2人で「チームうんこ」を結成しました!村上が団長、サトシンさんがキャプテンとなり、「くさいものにはフタ」でなかなか正面から語られない「うんこ」にもっと光を!世の中に「うんこ」の大切さを訴え、「うんこ」によって世界にハピネスをばらまこうという運動を、大マジメに、しかも楽しく始めることにいたしました。 コンセプトは「オープンうんこ」!絵本などを通じて、うんこについて正々堂々とオープンに語り、うんこの大切さを子どもたちにアピールします。隊員養成講座なども行っています。
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どこに足を置いたらよいか、はみ出ないように用を足せるか。
これを教えてあげることで子どもは安心して用が足せるようになりますよ。もしも便器をよごしてしまっても、対処方法がわかっていればあわてたり、困ったりしなくて済みます。子どもの中には便が手についたら病気になってしまうのではと恐怖心を持っている子もいますから、石鹸で手を洗えば大丈夫であることも伝えてあげましょう。
慣れない学校生活で、トイレに行きたくてもなかなか声に出せない子どもたちもいます。
一度みんなで声をあわせて「トイレに行ってもいいですか?」と言ってみるだけでも気持ちが楽になるのです。
生活リズムが慣れないうちや緊張感が高いうちはうまく休憩時間にトイレを済ませられ
ないこともあります。授業中に行きたくなっても我慢させないことが大切です。
和式便器の使い方を指導するにも、大勢を引き連れてトイレに行って説明するのは大変ですね。
原寸大のポスターを活用すれば簡単に教室で説明できます。
●ご紹介した絵本は・・・
「がっこうでトイレにいけるかな?」
文:村上八千世
絵:せべまさゆき
ほるぷ出版
1,300円(税込:1,365円)
※和式便器の実物大ポスターつき
便育に役立つ絵本をご紹介します。
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